世界の個人データ保護機関、自律運転車のデータ保護に提言


世界77カ国と欧州連合から119の個人データ保護監督機関が参加する国際組織であるInternational Conference of Data Protection & Privacy Commissioners (ICDPPC) は、9月25日から28日まで香港で開催した第39回総会において、各国政府、国際標準化機関、自動車及び部品メーカーなどに対して自律運転車(autonomous vehicles)に関する個人データ保護のしくみを整備するよう促す決議を採択した。同決議は、自律運転に関するサービスやデバイスの企画・開発・製造のあらゆる段階で個人データとプライバシーの保護への配慮を求めた。同決議は、具体策として、データ主体である個人への取得データや利用目的に関する適切な情報提供、データの匿名化と最小化、ユーザーに対して個人データの取得・利用をコントロールできる権限と技術的手段を提供すること、サイバーアタック、不正アクセスなどから自律運転に関連する通信を保護できる技術手段の提供、自律運転に関する個人データの取得及び利用に際して、Data Protection by Design and by Default(設計と初期設定によるデータ保護)の原則を守ること、自律運転に不可欠な自己学習アルゴリズムの機能についてユーザーに対する透明性を保証し、独立機関による事前アセスメントにかからしめること、自律運転車のデフォルト設定は最もプライバシーを侵害しない設定とすること、新技術の開発と実装に際してデータ保護影響調査を実施することなどに言及している。

https://icdppc.org/wp-content/uploads/2015/02/Resolution-on-data-protection-in-automated-and-connected-vehicles-.pdf(リンク切れ)

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