ポーランド インターネットに接続するおもちゃのプライバシーと個人データの保護


インターネットに接続するおもちゃの安全性を問う

2020年5月29日、ポーランドのデータ保護監督機関(UODO)は、インターネットに接続するおもちゃの安全性についてのブログを公開しました。

ブログでは、「スマートウォッチ、人形、ロボット、子供用タブレット、ミニドローンなど、インターネットに接続するおもちゃは、あらゆる年齢の子供を対象としており、おもちゃに取り付けられたマイクまたはカメラから収集された情報は、BluetoothやWi-Fiを経由してインターネットで送信されています。音声認識技術を備えているおもちゃは子供と対話します。多くの場合、子供に関する違法なデータの収集が含まれていて、違法なデータの収集は、プライバシーを脅かす可能性があるだけでなく、サイバー犯罪の危険に子供をさらすことになります。」とインターネットに接続されたおもちゃを通じて、子供のデータが危険にさらされていることを注意喚起し、続けて適切な対処方法について述べています。

 

UODOが示すインターネットに接続されたおもちゃへの対処方法

1.  おもちゃが他者に接続できないようになっていることを確認

おもちゃを信頼できるWi-Fiネットワークにのみ接続し、大人がパスワードを入力することが重要です。

2. おもちゃの製造元が求めるデータを確認

多くのおもちゃは、オンライン登録が必要なアプリケーションと一緒に販売されています。アプリケーションをインストールするとき、子供の名前と年齢、両親の名前、自宅の住所、場所、そして時には子供が通っている学校の名前など、さまざまな情報を提供する必要があります。データを送信する前に、製造元等がデータの提供を求める目的と、提供するデータの範囲が目的に照らして必要かどうかを確認しましょう。

3. 初期設定のおもちゃのアクセス設定を変更し、最小限のデータを入力

強力なパスワードまたはPINを使用しましょう。ユーザープロファイルを作成するときは、サービスを使用するために必要なデータのみを入力します。新しいメールアドレスを作成し、お子様のおもちゃのアプリケーションの登録にのみ使用し、名前の代わりにニックネームを使用します。

4. 個人データの保護と使用条件に関する規約を注意深く読むこと

データはどこに保存されていますか?誰がデータにアクセスできますか?おもちゃと製造元のサーバーの間で送信されるデータはどのように保護されていますか?データはメーカーのパートナーに送信されていますか?データ保護基準が低い第三国にデータは転送されていませんか?

5. マイクまたはビデオカメラをオフにする方法を確認して、録音が常にオンにならないようにすること

6. おもちゃに、第三者がマイクやカメラにアクセスできないようにするセキュリティ機能があることを確認

これは特に重要です。適切なセキュリティがなされず、迷惑な人がおもちゃをのっとり、たとえば子供向けの不適切なコンテンツを使い始める可能性があるためです。

7. おもちゃのすべての機能について子供に教えること

子供自身にもプライバシー権があります。おもちゃとの会話は録音され、アプリケーションのおかげで遊ぶことができることを子供に説明し、おもちゃを通じてデータが収集されていることを子供に知らせましょう。

8. 子供がおもちゃで遊ぶ場所に特別な注意を払うこと

おもちゃの紛失や盗難によって、他人がおもちゃに保存されているデータにアクセスする可能性があります。

9. 使用しないときはおもちゃの電源を消してください。

電源を消せば、外部からのデータへのアクセスとデータ収集が制限されます。

10. 保存したデータの削除を確認

これは、おもちゃを使用しなくなったときに重要です。デバイスを初期状態に戻し、製造元のWebサイトでアカウントを削除します。

 

【UODOのウェブサイト】

https://uodo.gov.pl/pl/138/1548

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