データ保護シンクタンクがEDPB、欧州の今後の優先課題・行動計画を調査


 データプライバシーを対象とし、多数の企業より支援されているシンクタンクであるThe Future of Privacy Forum (FPF)は、欧州データ保護会議(EDPB)を含む、EU各国の12のデータ保護機関における2020年代10年間、及び、それ以降優先課題をまとめたホワイトペーパーを発行した。調査対象は、入手可能な戦略的計画書、ロードマップ等であるが、最近のCOVID-19に対するガイダンスも調査された。

EDPB及び各国データ保護当局の重点方針

その結果、各国当局および欧州データ保護会議の双方とも、次の3点を目的とした、GDPRに同期したガイドラインに注力していくことがわかった。

1.最近の技術や業務実施内容が、GDPRの下でどのように適用・運用されるかの明確化

2.人工知能や自動的意思決定等の最新技術の影響や拡散に対しての準備

3.データプロファイリングのようなデータ利用方法のリスクへの弱者の保護

EDPB及び各国データ保護当局の優先テーマ

各国データ保護当局が見出した重要執行領域は、広告・マーケティング、健康、及び、金融分野であった。それに加えて、各国データ保護当局が共通してあげた政策的テーマとしては、人工知能子供のプライバシーが挙げられる。

これに加えて、COVID-19に関連した取り組み方針がEU全体における新しい、焦点領域になっていくであろう。

以下に整理表を示す。

表. 欧州各国のデータ保護優先テーマ一覧(The Future of Privacy Forum資料よりIIJ作成

FPFのブログ:
https://fpf.org/2020/05/12/fpf-charts-dpas-priorities-and-focus-areas-for-the-next-decade/

 

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