英国監督機関ICOがオンラインでの子供のプライバシー保護のための行動規範を公開


イギリス監督機関(ICO)がオンラインでの子供のプライバシーー保護のための行動規範を公開

2020年1月21日、イギリスデータ保護監督機関であるICOが、オンラインサービス事業者が子供のプライバシーを保護するために守るべき15の標準からなる行動規範「年齢相応の設計規範(Age Appropriate Design Code)」を公表した。この行動規範は、スマートフォンアプリ、ネット接続されたおもちゃ、SMSプラットフォーム、オンラインゲーム、教育用のWebや動画サービスのようなオンラインサービスを設計、開発、提供する関係者・責任者が守るべき標準を提示したものである。

この行動規範により、子供が新たにアプリやゲームをダウンロードしたり、Webを訪れたりした際には常に、デジタルサービスが「組み込まれたデータ保護のベースライン」を自動的に提供する必要が生じる。

プライバシーセッティングは初期設定で高くし、子供がそれを無力化するのを推薦するような技術は使ってはならない。子供がどこにいるかが分かる位置情報セッティングも初期設定でオフにすべきである。データ収集と共有は最小限にし、標的型コンテンツの対象に子供がなることを許すプロファイリングは初期設定でオフにしておかないといけない。

ICOのデナム委員長は「実世界で子供を守る法律はあるが、デジタルの世界で子供を守る法律はない。また、イギリスでは5人に1人のインターネットユーザーは子供であるのに、彼らが使っているインターネットは子供用に設計されたものではない」と述べ、この行動規範の重要性を訴えている。

本行動規範は、パブリックコメントを経た最終版で、今後、議会の承認をうけるために提出されるものである。承認後、関係組織は12か月以内に実施している業務内容を規範に合うように更新することになるが、ICOでは、これを2021年の秋と予測している。

ICOのニュースリリース
https://ico.org.uk/about-the-ico/news-and-events/news-and-blogs/2020/01/ico-publishes-code-of-practice-to-protect-children-s-privacy-online/
行動規範
https://ico.org.uk/for-organisations/guide-to-data-protection/key-data-protection-themes/age-appropriate-design-a-code-of-practice-for-online-services/

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