札幌地裁が検索結果削除の判決 −国内初の判例—


札幌地裁が検索結果削除の裁判 −国内初の判例—

報道されるところによれば、札幌地方裁判所は2019年12月12日に「Google検索にて自身の逮捕歴が表示され続けるのはプライバシーの侵害だ」として検索結果の削除を求めた訴訟の判決で、アメリカGoogleに一部の削除を命じた。

判決の理由として、男性が不起訴になったことなどを考慮し、「公表されない利益が表示維持を優越する」という比較考量の原則により判断した。検索エンジンの検索結果の削除を命じる判決は、東京地裁の昨年の仮処分決定を除くと、日本国内では初めてのものである。

世界的には、欧州(ヨーロッパ)のEU一般データ保護規則(GDPR)等に「削除権(忘れられる権利)」が規定されている。本年の9月25日には、欧州司法裁判所にて「欧州域外で運営する検索サイトにGDPRの忘れられる権利を適用する義務はない」との判決が出るなど、個人データ保護における重要な論点となっている。

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https://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2019121302000067.html(リンク切れ)

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