独ハンブルク州当局がGoogleに対し、収集音声データ処理の一次停止を命令


ドイツ ハンブルク州当局がGoogleに対し、収集音声データ処理の一次停止を命令

8月1日、ドイツハンブルク州データ保護監督機関(HmbBfDI:データ保護及び情報の自由のためのハンブルク州委員会)は、Googleが端末機器で収集された音声を従業員や外部の委託業者に聴取させていたとし、Googleに対し、収集した音声データ処理の一時停止を命じた。

監督機関の発表によると、端末機器等で収集された自然音声を社員や契約先の企業に聴取させるとともに、音声を書き起こしていたとするものである。これらのデータはAIによる音声認識の向上を目的としていた。また、Googleが指定した社員が、私生活の空間で録音された音声データから、センシティブデータを含む個人データを収集できたとしている。

これを受け、監督機関はGoogleに対し、社員や契約企業による音声データの評価を3ヶ月間禁止する行政処分を実施した。これは、現時点におけるデータ主体の権利を一時的に保護するためのものである。Googleは監督機関に対し、8月1日から3ヶ月間、EU地域全体で音声データの書き起こしを停止するとしている。また監督機関は、同様のサービスを提供するAppleやAmazonに対しても、音声データの取り扱いを適切に実施するよう求める構えである。

監督機関委員長はコメントで、「音声アシスタンス機能を使用は、GDPR(EU一般データ保護規則)の規定に遵守するものでなくてはならない。その点で、Google Assistanceには多くの疑問が存在する。音声アシスタンスの使用には透明性が求められ、ユーザーから情報に基づく同意(インフォームドコンセント)を取得しなければならない。さらにGoogleからの回答が必要な疑問がある。それを踏まえて、データ保護を遵守した運用に必要な最終的決定を下す予定である」としている。

Google to cease listening to Assistant recordings in EU pending investigation
https://9to5google.com/2019/08/01/google-to-cease-listening-to-assistant-recordings-in-eu-pending-investigation/
ドイツ・ハンブルク州監督機関のプレスリリース
https://datenschutz-hamburg.de/assets/pdf/2019-08-01_press-release-Google_Assistant.pdf

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