アイルランドにて非公式な移民向けVISA更新予約サイトの個人データ処理が問題に


アイルランドにて非公式な移民向けVISA更新予約サイトの個人データ処理が問題に

アイルランドでは、2016年に導入されたオンラインシステムにてVISA更新手続きがなされている。予約後の待ち時間が長い状態が続いているが、移民の中には、更新期日が切迫している者も多いのが現状である。このような移民を対象として、予め時間枠をまとめて予約しておき、それを移民に40ユーロ程度までの価格で販売する非公式業者が多数存在している。

これらの事業者を利用する際には、パスポート情報、生年月日、電話番号等をオンラインのサイトで登録することになるが、これらがどのように用いられるのか明らかではない。事業者は、利用後はすべて削除されているとしているが、企業秘密として、具体的な処理内容や方法を公開した事業者はないとのことである。

アイルランドのデータ保護監督機関であるDPC(The Data Protection Commission)は、これらの事業者サイトの個人データ処理に対して、GDPR第5条に示されている最小化の原則(目的のために最小なものに限定する)、保存の制限の原則(処理の目的に必要な期間のみ保存する)が必要であり、また、利用者に対する説明責任と透明性が義務付けられていると警告している。

なお、該当のオンラインシステムにつき、管轄する司法省のスポークスマンは「予約での遅れの存在を認識しているが、規制外の業者に個人データを渡さないように」と述べている。更に、該当システムの改修が2018年12月に決定しており、今年中に更新される予定とのことである。

https://www.irishtimes.com/news/social-affairs/sites-that-charge-for-visa-appointments-defend-use-of-personal-data-1.3855072

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