オランダDPA、クッキーウォールはGDPR違反との方針


オランダDPA、クッキーウォールはGDPR違反との方針

オランダのデータ保護監督機関、AUTORITEIT PERSOONSGEGVENS(以下「AP」)は、3月7日、公式Webで、Webの利用者がトラッキング目的のクッキー利用に対する同意を拒否した場合にWebへのアクセスを拒否することはGDPRに違反するとする運用方針を公表した。APは、Web利用者からの多数の苦情を受け、今後、監視を強化する。対象となるトラッキング目的の個人データ利用には、クッキーのほか、ピクセル、フィンガープリンティングなどの技術も含まれる。APによると、クッキー利用を拒否した場合にWebへのアクセスを拒否する、いわゆる「クッキーウォール」を設置している場合、同意は自由に与えられたとはいえず、GDPRの同意有効要件を満たさないという。APは、苦情の対象となったWebの管理者に対して、このような運用方針を説明した書簡を送り、今後、監視を強めることを表明した。

広告目的のクッキー利用については、EU加盟国によって対応が分かれている。当サイトで既報の通り、昨年末オーストリア監督機関は、新聞社が、通常は有料で提供する新聞記事情報サービスを、広告目的のクッキー利用に同意した利用者に対しては無料で提供し、クッキー利用を拒否した利用者に対しては提供記事を制限していることについて、利用者は自由な選択を与えられており、GDPRに違反しないとの判断を示している。APが違法としたクッキーウォールは、このような選択がまったく与えられず、クッキー利用に同意しなければサービス提供を完全に拒否する点でオーストリアの事例とは異なる。

https://autoriteitpersoonsgegevens.nl/nl/nieuws/websites-moeten-toegankelijk-blijven-bij-weigeren-tracking-cookies

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