ICO、Virginの英労働党首CCTV映像公開は適法と判断


ICO、鉄道会社監視カメラ(CCTV)映像公開について判断

イギリスのデータ保護監督機関、Information Commissioner’s Office (ICO) はイギリスの民間鉄道会社Virgin Trains(VT社)が労働党のジェレミー・コービン党首が映ったCCTV映像を公開したことについて、プライバシー法違反とはならないとの判断を公式Webで公開した。https://iconewsblog.wordpress.com/2017/07/12/when-is-a-breach-not-a-breach/(リンク切れ)

この事件は、昨年8月、コービン党首がVT社の列車が激しく混雑していて車両の床に座って移動したと同社のサービスレベルを批判したことに対抗し、VT社が同じ便で同党首が空席に着席する様子が記録されたCCTV映像を公開したもの。Channel4のニュース映像:
https://www.youtube.com/watch?v=4FyRU92zeeE

ICOは、VT社には同社の評判や商業的利益を損なう報道を訂正することについて「正当な利益」が認められ、同利益は同じ便でコービン党首が着席している映像を公開することによってしか達成できないこと(必要性と補完性)を認めた。ICOはさらに、コービン氏自身が車両の床に座る映像を公開してVT社のサービス水準について議論をはじめた以上、本件に関して同氏が期待するプライバシー水準は一般人とは違う(比例性も満足する)と判断した。

一方、同じ映像に写り込んだ一般人について顔のぼかし処理をしないまま映像を公開したことについて、ICOは、VT社はプライバシーを侵害していると判断し、VT社に対してプライバシー保護の改善についての報告を求めた。

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