オーストリア最高裁が、同意の「抱き合わせ条項」につきGDPRの「自由に与えられた同意」ではないと判示


オーストリア最高裁が、同意の「抱き合わせ条項」につきGDPR第7条第4項の「自由に与えられた同意」ではないと判示

オーストリア最高裁は、2018/8/31付け裁判において、ある会社が消費者と契約を締結する際に、広告手段の同意表明を含む一般条項を用いていたケースについて、当該同意はGDPR第7条第4項の「自由に与えられた同意」ではないと判示した。

この事件の第一審は2017年に、第二審は2018年5月に判断がなされ、それぞれ本件契約中の同意は旧データ保護指令の下でも法的に認められないと判示していた。

今回、オーストリア最高裁はGDPR施行後、本論点につきはじめてなされる判断として、GDPR第7条第4項、及び前文第43項を法解釈し、欧州司法裁判所にEU法の解釈を照会することなく、自ら以下の通り判示したもの。

当該契約の履行に不必要である個人データの取扱いの同意に依存する契約を締結する際には、原則、当該同意が任意になされていないと推定されるーただし、本件個々の事案において、「自由に与えられた」同意であることを支持する特別な状況が存在するときにはこの限りでない。

本解釈は、今後のオーストリアの下級審民事事件を法的に拘束する重要な法規範となるものと考えられる。

オーストリア最高裁判例(2018/8/31)
https://www.ris.bka.gv.at/Dokumente/Justiz/JJT_20180831_OGH0002_0060OB00140_18H0000_000/JJT_20180831_OGH0002_0060OB00140_18H0000_000.pdf

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