欧州議会が十分性決定に向け日本のデータ保護レベルを評価・EDPBの意見も公開


欧州(ヨーロッパ)議会が十分性決定に向け日本のデータ保護レベルを評価 日本への安全なデータ移転のより明確な保証を要求・EDPBの意見も公開に

2018年12月13日付けの欧州議会のニュースリリースによれば、欧州議会は日本の十分性決定についての意見を516対26(棄権11)にて採択した。また、12月5日に採択された欧州データ保護会議(EDPB)の意見も公開になった。

欧州議会は「日本とEUのデータ保護の体系は、監視や法執行のメカニズムだけでなく、原則、安全保護策や個人の権利の観点で、高い次元の共通性をもっている」とした上で、以下の点での相違点を示している。
● 個人データと個人情報の定義
● 自動化された意思決定やプロファイリングの規則
● ダイレクト・マーケティング
● 転送
● 侵害への制裁

その上で「日本の当局は、日本におけるデータ保護レベルがEUのそれと同等であることを保証するための、拘束力のある追加規則の提供が必要である」としている。

さらに、欧州議会は、電話、電子メール、その他の通信手段に対する大規模な監視施設についての憂慮を示し、欧州委員会に追加情報の提供を求めている。

この欧州議会による評価は、12月5日に公開された欧州データ保護会議(EDPB)のオピニオンを踏まえたものと思われるが、今後、欧州委員会がこれを受け、日本に補完ルールの拡大整備等を要請してくるのではないかと思われる。

欧州議会ニュースリリース
http://www.europarl.europa.eu/news/en/press-room/20181210IPR21442/meps-assess-data-protection-level-in-japan
欧州データ保護会議(EDPB)意見
https://edpb.europa.eu/our-work-tools/our-documents/opinion-art-70/opinion-282018-regarding-european-commission-draft_en

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