サードパーティ・クッキーの利用がGDPR施行後に減少 −オックスフォード大学調査で判明・同意取得困難


サードパーティ・クッキーの利用がGDPR施行後に減少 −オックスフォード大学調査で判明・同意取得困難が原因か−

GDPR施行後、ニュースサイトにおけるサードパーティ・クッキーの利用が減少していることがオックスフォード大学の調査で判明した。

Webでニュースを閲覧したとしよう。ニュースを表示しているサイトがファーストパーティ(第一者)であり、見ているあなたがセカンドパーティ(第二者)である。この論法で、ニュースをファーストパーティ・コンテンツと呼ぶ。これに対して、Webに表示される広告はサードパーティ・コンテンツと分類され、広告表示のためにサードパーティがクッキーを利用する場合、サードパーティ・クッキーと呼ばれる。

ニュースサイトでは、広告やマーケティング等の目的で、他の種類のWebよりサードパーティ・クッキーが多く用いられている。この程、オックスフォード大学から、GDPRの施行前後の4月と6月に調査した結果が報告された。

調査は、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、ポーランド、スペイン、イギリスの7か国にて行われた。調査の結果、サードパーティ・クッキーが、各国平均で22%減少したことがわかった。特に、イギリスが45%、スペインが33%、イタリアとフランスが33%減少している。これは、GDPRを含む欧州(ヨーロッパ)での個人データ保護へのコンプライアンスを達成するための各サイトでの取り組みを反映したものと思われる。

ニュースサイトの広告スペースを広告代理店が媒体として買い取り、web閲覧者の閲覧履歴などを分析した、個人に最適化された広告を表示する場合、広告代理店がクッキー(Cookie)を利用することになり、web閲覧者から同意を取得することが必要になる。このような同意は、媒体であるwebの管理者が広告代理店に代わって取得することになるが、IIJでは、このようなターゲティング広告に伴う同意代理取得の仕組みが現在のところまだ確立さていないことが原因ではないかと考える。

https://www.bleepingcomputer.com/news/technology/number-of-third-party-cookies-on-eu-news-sites-dropped-by-22-percent-post-gdpr/
https://reutersinstitute.politics.ox.ac.uk/sites/default/files/2018-08/Changes%20in%20Third-Party%20Content%20on%20European%20News%20Websites%20after%20GDPR_0.pdf

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